骨粗鬆症・骨密度検査
骨粗鬆症とは
骨の強度(強さ)が低下して骨折しやすくなる病気で、何も対策を講じないと病状は徐々に進行します。
特に女性は閉経後、女性ホルモンが減少するため著しく骨密度が低下しますので、骨粗鬆症が進行する方が多いです。
体幹を支えるのに重要な役割の果たす「腰」や「股関節」での骨折が多く、高齢者ではこれがきっかけで寝たきり生活(要介護の状態)に陥ってしまう可能性が高くなります。
健康な生活をおくるためにも、早期より生活習慣の改善や適切な治療に取り組み予防対策を講じましょう。
次の項目に当てはまる方は、特に骨密度測定をお勧めします。
- 50歳以上の女性(特に閉経後)で体重が軽い
- 両親に大腿骨骨折歴がある
- 喫煙者、ステロイド薬を使用中
- 過度のアルコール・カフェインを大量、頻回に飲む
- 糖尿病のある方
- 過激な食事制限でダイエットを行った
骨密度(骨塩定量)測定の流れ
当院ではフルデジタル画像診断システムを使った骨塩定量(骨密度)測定を採用しています。5秒程度で計測できるため、すぐに結果をお知らせすることが可能です。
定期的に計測し記録することでデータの推移がわかりますので、骨粗鬆症の予防や治療効果判定に役立ちます。
骨密度を低下させないようにするには(骨粗鬆症の予防)
- 1カルシウムやビタミンDを摂取する。
- 21日少なくとも5~10分は日光に当たる。
- 3荷重のかかる運動をする。
- 4喫煙者はできる限り禁煙し、アルコール摂取も控えめにする。